一般的な家というのは、当然のことですが 『介護』 に特化していません。
なので、その 『介護のしにくさ』 から、リフォームを考える人も多いのではないでしょうか。
介護リフォームとは、その名の通り、『介護しやすい家にするためのリフォーム』 のことです。
手すりを設置したり、段差をなくしたり、あるいは逆に段差を設けることによって動きやすくしたり、
そんな 『バリアフリー』 の概念に基づいて行われます。
介護する人、される人にとって快適なリフォームをするために、
どんなポイントをおさえるべきか、グローセのオススメをいくつかご紹介しますので、
ぜひ皆様の介護リフォームにお役立てください！
■メニュー
2.浴室の介護リフォーム！
3.トイレの介護リフォーム！
4.玄関や外回りも段差をなくし快適に。
扉
体が後ろに下がらない引き戸や折れ戸への交換がオススメです。引き戸や折れ戸はバランスを保ちやすく、車いすでの開閉も容易です。
照明
高齢になると視力が低下するため、今まで以上の明るさが必要です。リモコン付など、手元で操作できるものが便利なのでオススメです。
また、階段は特に自分の影で足元が暗くなりやすいので、踏み外しを防ぐためにも足元灯でしっかり照らしましょう。
スイッチ ・ コンセント
車いすでも無理なく手が届く位置にあるか確認しましょう。
コンセントは床から40cm程度の位置に設置することをオススメします。
床
転倒の原因で多いのは、家の中の段差です。車いすやべッドの使用も考え、フローリングにすることをオススメします。
手すり
「手すり」と一口に言っても、用途や場所によってさまざまな形状や機能のものがあります。
適切な場所に、適切な手すりを配置すれば、転倒や落下などの危険性が低くなります。
また、設置する際にもポイントがあります。掴みやすいサイズのものを、身長に合った位置に設置することで、
力が入れやすく、使いやすい手すりになります。
階段
階段は、身体が安定する平坦な位置までとぎれない連続した手すりを設置しましょう。
また、下り始めや、上り終わりが怖いという方も多いので、姿勢を安定させるために、出隅手すりを取り付けるのがオススメです。
浴槽
段差が小さくてまたぎやすく、安心して入れる浴槽にしましょう。
またぎやすい高さは洗い場から35～40cm、出入りしやすい浴槽の深さは50cm程度と言われています。
ヒートショック対策
急な寒暖差による血圧急変動予防に浴室暖房を設置することをオススメします。
カラン
操作しやすいレバー式、簡単に温度調節ができるサーモスタット式がオススメです。
扉
開き戸よりも、引き戸や折れ戸のほうが前後移動が少なく、バランスを保ちやすくなります。
また、開けた際にもスペースをとらないので、シャワーチェアも使いやすくなります。
洗面 ・ 脱衣スペース
着脱衣時の転倒を防ぐためにも、腰掛けいすの利用がオススメです。
車いすを使う場合は、直径150cm以上のスペースが必要なのでご注意ください。
照明
センサー式や大型スイッチで、操作をラクにすることをオススメします。
手洗い
狭い空間で体をひねる動作は大変です。
体の動きが少なくなるように、手洗器は入り口の正面や側面に設置しましょう。
床
段差がなく、サッと拭くだけでお手入れしやすいクッションフロアがオススメです。
スリッパは、意外とつまずく原因になりますのでご注意ください。
広さ
介助スペースを確保するなら、135cm×135cm のサイズが理想的です。
スペースが取れない場合は、トイレ側面を引き戸にするなど、工夫することも可能です。
扉
開き戸よりも、引き戸・折れ戸が前後移動が少なく、バランスを保ちやすくなります。
玄関の段差
玄関の段差も階段の一つです。体が安定する場所まで途切れないように手すりを設置しましょう。
照明
玄関回りの照明は、スイッチ操作をしなくても明るくなるように、センサー付きのものをオススメします。
なるべく暗がりの中の移動をなくしましょう。
インターホン
来客で慌てないように、室内から話ができるタイプをオススメします。
モニター付きなら来客者の顔が見えるので、さらに安心です。
外の手すり
外気温の影響が少ない樹脂コーティング製の手すりがオススメです。
段差解消リフト
段差解消リフトを設置すれば、利用者一人で操作することができるため、外出がしやすくなります。
最近はレンタルなどもありますので、試しに使ってみてから検討するのも良いと思います。
